はじめに
こんにちは、アプリケーションチームの川北です。
近年 AI が盛んに使われるようになり、社内でも AI の利活用が推進されています。
知識をアップデートするべく AWS Certified AI Practitioner(以下:AIF-C01)を受験したところ、満点で合格することができましたので、「余裕を持って合格するためにはどう勉強すれば良いか」という観点でお話ししたいと思います。

AWS Certified AI Practitioner について

AIF-C01 では AWS サービスに関する知識はもちろん、人工知能に関する知識も求められる資格です。
本資格を取得することで、人工知能に関する一般的、および AWS 上での基本的な知識を持っていることが証明できます。
試験概要については以下の記事も参考にしていただければと思います。
なお、2025 年 2 月の段階でベータ試験ではなく標準バージョンの試験となっています。そのため問題数は他 AWS 認定と同様 65 問です。
勉強方法のご紹介
今回は以下の手順に沿って学習を進めました。各手順について見ていきたいと思います。
- 試験ガイドを読んで出題範囲を把握する
- Skill Builder の模擬試験で雰囲気を掴む
- Skill Builder の学習コンテンツを進める
- Skill Builder +αの知識をつける
1. 試験ガイドを読んで出題範囲を把握する
まずは試験ガイドを読み、何を勉強すれば良いかを把握します。
試験ガイドから、出題範囲はおおよそ以下の3つに分けることができます。
- 人工知能に関する一般的な知識
- AI に関連する AWS のサービス(例. Amazon Bedrock)
- その他 AWS のサービス(例. AWS Lambda)
1 については、まずは「試験ガイドで出てきた単語の意味を簡単に説明できるようになる」ところを目指すと良いかと思います。例えばハルシネーションは「事実に基づかないもっともらしい誤情報を出力すること」などです。
2、3については、まずは「何のためのサービスかを概要レベルで説明できる」ところを目指すと良いかと思います。 例えば Amazon Bedrock であれば、「生成 AI に関するサーバーレスなサービス。API 経由で様々な基盤モデルにアクセスできる。」などです。
2. Skill Builder の模擬試験で雰囲気を掴む
現時点での理解度を測るため、また新形式の設問の雰囲気を掴むために模擬試験を解きました。
AIF-C01 では「内容一致」、「導入事例」といった新しい形式の設問があります。そのため、事前に模擬試験を解いておくことは特に有用でした。
3. Skill Builder の学習コンテンツを活用する
今回はStandard Exam Prep Plan: AWS Certified AI Practitioner (AIF-C01) を読み進めました。
試験ガイドに沿った内容のコンテンツが提供されています。一通り読み進めることで試験に必要な知識をおおよそつけることができました。 Amazon Bedrock や Amazon SageMaker に関しては AWS 管理コンソールも眺めてみるとより理解が深まると思います。
紹介した Skill Builder のコンテンツはあくまでも人工知能に関する内容がメインです。「その他 AWS のサービス」については必要に応じて、別資料も参照すると良いと思います。
4. Skill Builder +αの知識をつける
自信がないところや実業務で触れていないものを中心に、Skill Builder +α の内容を勉強しました。 今回は機械学習のアルゴリズム、Amazon SageMaker、Amazon Bedrockに関して、以下の資料を読み進めました。
機械学習のアルゴリズムは数多くありますが、「何のためのアルゴリズムか」を押さえると良いと思います。 また、図解することや、余裕があれば数式を追うことも理解を深める上で有効かと思います。
ここまで学習を進め、最後に模擬試験で理解度を測った上で試験に臨みました。
おわりに
今回は AIF-C01 の勉強方法について共有させていただきました。 人工知能に関する幅広い知識が求められる試験だと感じました。そのため、今流行りの人工知能に関するキャッチアップのとっかかりとしてもオススメの試験だと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
資格にチャレンジされる方のお役に立てれば幸いです。