
はじめに
こんにちは、アプリケーションチームの奥野です。
皆様は「ふりかえり」をどのように実施されていますか。
アプリケーションチームはふりかえりの手法やターゲットとする期間など各チームで決めて行なっています。
今回は、いつもチームで行っているふりかえりを 「KPT」 から「よこなーる」という手法に変えてみた結果、チーム全体にいい影響があったのでご紹介したいと思います。
KPTでの課題
私のチームでは隔週でKPTを使った振り返りをしていました。
長くKPTの手法でやっているとどうしてもマンネリ感が生じはじめ下記のような課題を感じはじめました。
- Keepが出てこない。
- 課題提起と発言するメンバーが偏る
- 改善に繋がってる感が薄い
何か改善する方法はないか悩んでいる最中、ちょうど別チームのふりかえりを見学する機会があり、そこで使われていたのが「よこなーる」でした。
よこなーるとは
よこなさんという方が考案された手法で、解説されているサイトはこちらになります。 ihcomega.hatenadiary.com
基本的な流れは下記の通りです。
- ホワイトボードと付箋を使用する
- ホワイトボードを縦に区切り、半分より右側を「ネガティブなこと」エリア、左側は「ポジティブなこと」エリア、に分ける
- 「ネガティブなこと」エリアを2分割し、「聞いてほしいこと」エリアと「変えたい・何とかしたい」エリアに分ける
- 「聞いてほしいこと」エリアは自分の中から外へ出すことを重視し、議論はしない
- 「変えたい・何とかしたい」はチームで受け止め、時間をかけて話し合う
- 「ポジティブなこと」エリアを3分割し、「続けたいこと」エリア・「ドヤりたいこと」エリア・「お礼したいこと」エリアに分ける
- 簡単な読み上げを行い、喜びの共有・賞賛のみ行う
- 各エリアに対して時計まわりに確認していく

実際にやってみた
弊社ではリモートワークも多くあることからMicrosoftのWhiteboardを使用しています。
実際にやってみた結果がこんな感じでした。(モザイクばかりですみません。)

元々のやり方から少しアレンジを加えています。
「変えたい・何とかしたい」エリアは「聞いてほしい」エリアから深掘りするテーマをチームで選ぶことを許容しています。
これは、チーム全員が議論すべきテーマをみんなで決めたという感覚を持ってもらい、全員で振り返りに参加してもらう意図があります。
(もちろん直接、「変えたい・何とかしたい」エリアに課題を直接書いてもOKとしてます。 )
また、「続けたいこと」エリアには「今後やりたいこと」という要素も含めています。
自分やチームでやりたいことを宣言することで、自身の関心ごとを外に向けて公開することが目的です。
最後に実施結果の画像を見ていただければわかるかと思いますが、「ポジティブなこと」エリアでは参加者全員がスタンプを使い、ふりかえりを盛り上げてくれています。
リモートワークが主流の現在、視覚的に盛り上がりを感じるというのは個人的に大事な要素だと思っています。

やってみての個人的感想とアンケート結果
やってみて感じたポイントですが、「聞いてほしい」ことエリアがいい形で作用していました。
意見を出すハードルが下がり、それは議論しておいた方がいいのでは?と気づきになるポイントもしばしば見つかります。
また「ポジティブなこと」エリアも良いです。
今までのKPTだとK → P → Tの順で振り返りするので、ふりかえりが終わるタイミングではズーンとした雰囲気になる日もありました。
しかし、今の手法だと最後がポジティブな話で終わるので前向きな気持ちでふりかえりが終えられるという恩恵がありました。
次にKPTから置き換えてみてのアンケート結果です。

「意見の言いやすさ」や「雰囲気」は数字で見ても、新しい手法の方が良くなってるのがわかります。
一方で、「課題の解決・改善ができている感覚」はちょうど半々という結果だったので、まだまだ改善の余地がありそうです。
この「課題の解決・改善ができている」という感覚値については、改めてメンバーとどうなれば上がるのか「ふりかえり」していこうと思います。
おわりに
今回はふりかえりの手法として「よこなーる」をご紹介しました。
もし、今のふりかえりで悩んでいる人はぜひ試してみてもらえればと思います。
私たちも、チームがさらに良い方向に歩めるように、引き続き改善を続けていければと思います。