
はじめに
こんにちは、アプリケーションチームの川北です。
普段の業務はアプリケーション設計やコーディングなどアプリケーションレイヤーが中心で、ネットワーク周りに触れる機会は少ないです。とはいえ、知識として持っておきたいと考え AWS Certified Advanced Networking Specialty(以下:ANS-C01)を受験したところ、満点で合格することができました。
満点合格シリーズ第 2 弾として、今回は ANS-C01 に「余裕を持って」合格するための勉強方法をお話ししたいと思います。
なお、第 1 弾は AWS Certified AI Practitioner を満点合格した勉強方法まとめ - MOTEX TECH BLOG です。よければこちらもご参照ください。

AWS Certified Advanced Networking Specialty について
ANS-C01 はネットワークに関連する AWS サービス、および一般的なネットワークの知識が求められる認定資格です。
本資格を取得することで、ネットワークに関する一般的、および AWS 上での知識を持っていることが証明できます。
出題範囲など、試験の詳細については試験ガイドをご参照ください。
AWS Certified Advanced Networking - Specialty は、複雑なネットワークタスクに関する専門知識を実証する認定で、AWS ネットワークソリューションの設計における 5 年間の実務経験が必要です。候補者は、AWS のセキュリティ、ストレージ、ネットワーキングサービスに関する深い知識に加えて、IP VPN、MPLS、オートメーションツール、ルーティングプロトコル、マルチリージョンソリューション、および AWS WAF、IDS/IPS、DDoS 保護などのネットワークセキュリティ機能を含む高度なアーキテクチャに関する専門知識を備えている必要があります。
勉強方法のご紹介
今回は以下の手順に沿って学習を進めました。各手順について見ていきたいと思います。
- Skill Builder の模擬試験で雰囲気を掴む
- 参考書を読み進める
- 参考書 +α の知識をつける
1. Skill Builder の模擬試験で雰囲気を掴む
現時点での理解度を測るため、模擬試験を解きました。
普段ネットワークに触れる機会が少なく、この段階での正答率は 50% でした。したがって、今回は参考書で体系的に学習する方針をとりました。
2. 参考書を読み進める
今回は以下の理由から、AWS認定 高度なネットワーキング-専門知識(ANS-C01)完全対応テキストを読み進めました。
- ネットワーク構成などの図が豊富に掲載されており、イメージが掴みやすい
- 参考問題が多く掲載されている
参考書を進める際に心がけたことは以下の 2 点です。
- 実際に AWS サービスを作成する
- 参考問題を一通り回答する
1つ目に関して、参考書をただ読むだけではなく実際に AWS サービスを作成し、手を動かしながら読み進めました。これにより、深い理解を得ながら知識をつけることができたと感じています。
例えば、ネットワークにおいて、セグメント分離やルートテーブルによる経路制御は重要な点になるかと思います。 ネットワーク初心者の筆者にとって、これらのイメージが当初はあやふやでした。しかし、実際に作成して通信できるかを確認することで実感が湧き、理解が深まったように思います。
また、書籍の紹介ページにもありますが、Transit Gateway の理解がポイントになると記載されています。したがって、以下のハンズオンを参考に Transit Gateway を実際に作成し、ネットワークを構築してみることは特に有用でした。
本試験は、2022年にバージョンアップし、内容も難易度も大幅にグレードアップされました。その中心の1つが、Transit Gateway(TGW)です。
2つ目に関して、問題数が多いので大変ではありますが、参考問題を一通り回答・復習すると理解がより深まるかと思います。 問題を解く際に心がけたことは以下の 3 つです。
- 選択肢を選ぶ時の理由を明確にする
- 不正解の理由を切り分ける
- ネットワーク構成を図解する
学習時は各選択肢を確認し、なぜ正解か・不正解かを明確にした上で回答するよう心がけました。これにより、誤った理解をしていないかどうか、各サービスの細かな点を把握できているかどうかを確認できました。
例えば、設定を変更する際にリソースの再作成になるか、更新だけで良いかといった違いは一つのポイントかと思います。
余裕を持って合格するためにも、このような細かな点まで把握しておくと非常に安心できると思います。
また、誤回答した問題については「AWS サービスの理解不足」、「ネットワーク一般の知識不足」、「問題文の読み間違え」のどれが原因かを分類しました。これにより、何を復習すべきかを明確にすることができ、効率的に学習を進められました。
加えて、ネットワークは複数サービス・デバイスが連携する複雑なシステムです。したがって、問題文を元に構成を簡潔な図に起こして整理するようにしました。
Specialty レベルだと問題文も長い傾向にあるため、ポイントを押さえた図を書けるようにしておくと実際の試験でも役に立つと思います。
3. 参考書 +αの知識を身につける
理解が不十分なところや参考書の内容を深掘りしたいところを中心に、+αの内容を勉強しました。
DNS に関しては書籍「DNSがよくわかる教科書」を参照しました。また、Web サイトについては例えば下記を参照しました。
ここまで学習を進め、最後に模擬試験で理解度を測った上で試験に臨みました。
qiita.com qiita.com blog.serverworks.co.jp blog.serverworks.co.jp www.geekpage.jp yamamototis1105.hatenablog.com
学習時間
参考までに、今回の学習にかけた時間の内訳はおおよそ以下の通りです。全体として、おおよそ1ヶ月となりました。 インプットとアウトプット(問題の解答)に同じくらいの時間をかけているところが 1 つのポイントかと思います。 アウトプットをしっかりとすることで、深い理解を得られたように感じています。
| 学習内容 | 時間 |
|---|---|
| 参考書の読み込み + ハンズオン | 12 日 |
| 問題の回答・復習 | 12 日 |
| +αの学習(DNS書籍・Web記事等) | 3 日 |
| 合計 | 27 日 |
おわりに
今回は ANS-C01 の勉強方法について共有させていただきました。
ネットワークに関する深い知識が求められることもあり、普段から触れていないと難易度が高い試験に感じました。しかし、腰を据えてネットワークを勉強するきっかけ・目標の 1 つとしてもおすすめの試験だと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
資格にチャレンジされる方のお役に立てれば幸いです。