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アプリチームから製品への改善提案をどう進めているのか

アプリチームから製品への改善提案をどう進めているのか

はじめに

こんにちは、アプリケーションチームの小沼です。

開発者の中には日々の開発業務の中で「ここ、直したいな」「こうすればAWSの利用料下げられるのにな」「運用監視の通知を削減したいな」といった様々な想いを持たれてる方がいると思います。しかし、新機能開発とのバランスを調整することに苦慮されてませんか?

今回は、LANSCOPE EMクラウド版(以下、EMクラウド)の開発チームが抱く製品への改善案をどのように伝え、どのように実装までつなげているのかといった、現場の雰囲気をお伝えできればと思います。

時間の確保

比較的短時間でできそう。時間かかっても一人でやりきれそう。という改善

EMクラウドの開発現場では毎週月曜日を「改善デー」とし、ロードマップ外のことをできる時間を設けています。これは、20%ルールの考えから生まれました。毎日数時間ずつ改善時間を入れて、頭の中のコンテキストスイッチを増やすよりも、月曜日は改善、その他は開発ロードマップという区切りをつけることで、業務中のコンテキストスイッチを減らしています。

製品への改善をするための時間の確保で一番オーソドックスなのは、この「改善デー」の利用です。※「改善デー」は製品の改善案だけをするのではなく、他には業務効率化のためのツール作成なども行っています。

「改善デー」で製品の改善の効果が見えてきたら、定期的に行われている責任者が集まるチームリーダーMTGに成果を報告し、リリース日の検討を行います。

実現には人も時間も必要だけど、ぜひやりたいという改善

「改善デー」だけでは人や時間が足りない場合もあります。そういった場合は、「改善デー」を使って「ロードマップ化を検討してほしい提案資料」を作成し、 前述のチームリーダーMTGの場に提案を持っていきます。 期初に計画している開発ロードマップがあるため、「すぐに」改善に着手することが約束されるものでは無いですが、計画されてるロードマップとの優先順位を検討します。 提案にあたってのポイントは2つあります。 1つは、改善をすることの効果をアピールすることで、改善する内容(手段)をアピールしないことです。 改善の効果は、

  • ユーザーの体験をより良くできる
  • AWSの利用料を最適化できる
  • 開発現場の運用監視コストを下げて、新機能開発の時間を確保できる

といった「誰が」喜ぶ改善なのか、製品や売上に「どう貢献できるのか」をアピールすることが大切と考えています。
もう一つは、一緒に提案する仲間を見つけることです。 私はよく、仲間を見つけて改善を進める心の後押しをしてもらってます。 改善の先には喜ばれる誰かがいるので、それを進める人が孤独感に悩まされるべきではないと考えています。 そういう意味で、EM クラウドの開発現場は風通しがよく、改善の検討を進めやすい環境を構築できていると思います。

これまでに進めてきた改善例

開発現場からの提案を実現してきた例を紹介させていただきます。

他に、EMクラウドの開発現場からはコスト最適化の提案が活発です。中には$3000/月以上のコスト最適化が行われた事例もあります。

おわりに

開発現場発信の製品に対する改善の進め方の事例を紹介させていただきました。心のなかでくすぶっている改善案の進め方のヒントになれば幸いです。 製品愛を持った仕事をしたい!と、エムオーテックスの開発現場に興味を持っていただけたら、ぜひ下記リンクから採用情報をご覧ください!

www.motex.co.jp