はじめに
こんにちは、SREチームの小久保です。
エムオーテックスのテックブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、わたしが受験したAWS認定資格であるAWS Certified Data Analytics - Specialty(以下:DAS)の備忘録と、資格取得の支援制度についてお話しします。
AWS認定資格であるDASへの受験をご検討されている方や、エムオーテックスへの就職をご検討されている方にとって、お役に立てる情報を提供できれば幸いです。
AWS認定試験の最新情報はAWS公式サイトをご確認ください。
試験概要
AWS認定資格(AWS Certified Data Analytics - Specialty)について
引用:
この試験は、AWSが提供するデータレイクおよび分析サービスを活用する際に必要となる、一定の専門知識を有していることを認定する目的で実施されています。
無事に資格を取得することができました。実施したこと
試験範囲の確認 aws.amazon.com
試験ガイドおよびサンプル問題が提供されているため、こちらを確認しました。
学習を始める前の自分の知識では、サンプル問題のほとんどが正解できませんでした。試験日の設定
概要やサンプルを確認し、ある程度の時間が必要だと判断し、申込日を2023年6月20日、受験日を2023年8月16日に設定しました(約2ヶ月です)。学習方法
主に「テキスト」「公式教材」「Udemy教材」「AWS公式模擬試験」「公式ドキュメント」を活用しました。- テキストによる学習では以下を利用しました。
www.nri-net.com
出題されるサービスが網羅的にまとめられており、理解を進めるのに非常に役立ちました。
練習問題も掲載されており、この一冊である程度の知識を身につけられると思います。
わたしはテキストを順番に読みながら要点をまとめていましたが、振り返ると練習問題をやってわからなかった部分を確認する、という進め方のほうが良かったと思いました。 公式教材については以下を利用しました。 explore.skillbuilder.aws
試験のコツや各サービスの概念などをグラフィカルな資料として提供されており、アニメーションなども豊富で非常に有用でした。こちらも練習問題がついているので、ぜひチャレンジしてみてください。Udemy教材も活用しました。
www.udemy.com
※上記ではBig Data Specialityとなっておりますが、リンク先が正しいものとなります。 言語が英語のみで、ボリュームもありますが、日本語翻訳を使用しながら実践しました。 個人的には、すべてやらなくても試験という観点では大丈夫だったかもしれませんが、実務という点においては触っておいて間違いはありません。
www.udemy.com
こちらも言語は英語ですが、翻訳をしながら学習を進めました。
本番の試験でも若干翻訳が怪しい問題が出ることがあるので、実試験の練習となりました。模擬試験については公式が提供している試験問題となります。 explore.skillbuilder.aws
実試験と同じような形式の問題が提示されるため、チャレンジしておくと良いと思います。
個人的には本番の試験よりは難易度は易しめと思いました。公式ドキュメントの読み込みについては、AWS公式のドキュメントを確認しました。
docs.aws.amazon.com ※Amazon Redshiftのページサンプルです
所々で細かい仕様を問われる問題などもあるため、範囲となっているサービスの開発者ガイドは読み込むと良いと感じました。
- テキストによる学習では以下を利用しました。
試験の個人的な振り返り
- 試験会場は事前にレビューを見る
試験はテストセンター(渋谷)で受験しました。
基本的なことですが、試験会場への行き方は事前に調べておくと当日慌てないので必ずしましょう。
また、Googleのマップなどで口コミを見ておくと良いと思います。
騒音や設備など情報が書かれている場合があります。
車の通りが多い場所の近くだったこともあり、車のクラクションや振動を感じました。
気になる方は事前に調べて、対策や試験会場を変える検討をするのもありと思いました。 - 時間の配分と考える問題の種類に気をつける
試験は180分ありますが、長文問題の傾向があるため、時間の配分も気をつける必要があると思います。
ただ、全てが長文というわけではないと思いますので、焦りすぎないことが大切です。
わたしは問題を「自信あり」「ちょっと自信あり」「少し自信なし」「自信なし」と4つにカテゴライズして進めました。
大体13個ぐらいが「自信なし」側になりました。
自信なしの問題については重点的に見直すことを実施して時間配分を調整しました。 - テキストは単に書き写すものではない
上でも触れましたが、テキストをただ写すだけでは十分ではないと改めて感じました。
それなりに記憶の定着には役立ったと思いますが、もっと効率的に学習できたと思います。
手を動かしながらテキスト学習を進めることが自信につながると感じました。 - Kinesis、Redshiftはしっかりと学習しておくと良い
他の方の試験レポートでも言及されていると思いますが、KinesisやRedshiftは頻出だと思います。
それぞれの特性を理解しておくことで、取りこぼしが少なくなると思います。 - データストアの特性について理解しておく
データの保持に関しては、コストや応答速度など様々な観点から最適な選択が求められます。
S3かDynamoDBかなど、それぞれの特性や制約を理解しておくことが重要です。 - QuickSightなどの可視化サービスも触れておくと良い
収集・加工したデータを分析・可視化する際に、AWSではQuickSightが提供されています。
どのようなデータをどのようなグラフで表示するのが適切かを実際に自分で試しておくと良いと思いました。 - 問題の中で要件・制限を見つける
問題文には様々な情報が詰まっており、長文の傾向があります。
即時の分析が必要か、継続的な分析が必要なのか、1回だけの分析かなどの頻度や、表示方法がグラフィカルかどうかなど、問題文に含まれる情報を把握し、適切なサービスの組み合わせを選ぶことがポイントです。
この点については、先に紹介したExam-Readinessが非常にわかりやすかったので、ぜひ確認してみてください。
- 試験会場は事前にレビューを見る
感想
わたしは以前にSolution Architect AssociateおよびDeveloper Associateを受験し、今回が3回目となります。
他のAWS認定試験では日本語の表現がよくわからない場合は英語の原文を確認すると良いと見かけておりましたが、DASの試験についてはそこまで気になる部分はありませんでした。(地味に嬉しい)
エムオーテックスが提供しているLANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版でも使用されているサービスが多く出題されました。
学びがいのある試験だと感じたので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
資格取得の支援制度について
エムオーテックスでは、社員の資格取得を支援する制度が設けられています。
その資格取得支援制度について簡単にご紹介します。
エムオーテックスでは、資格を3つのカテゴリーに分類しています。
①業務に必要な免許・資格で取得が必須となるもの
②業務に関連があり、自己啓発のために取得するもの
③業務には関連がないが、自己啓発のために取得するもの
資格のカテゴリーに応じて、受験費用や支援手当が支給されます。
🌟②③の対象資格は事前に定められており、定期的に見直しが行われています。
支援手当は試験の難易度に応じて金額が異なり、ランクが設定されています。
参考 ※技術系の一部を抜粋
- AWS All Certifications Engineers ※2023年10月時点のページです
- AWS プロフェッショナル、専門知識 各種
- AWS アソシエイト
- IPA 高度試験 各種
- IPA 応用情報技術者
- IPA 基本情報技術者
- IPA 情報セキュリティマネジメント
また、TOEICや統計検定、日商簿記などIT以外の資格も対象となっており、定期的な見直しの際に追加やリクエストが可能です。
おわりに
前半では受験のレポート、後半では資格取得の支援制度について簡単ですがご紹介しました。
資格を取得することでスキルアップし、自信にも繋がります。
ぜひ入社後にチャレンジしていただければ幸いです。
現在、エムオーテックスでは一緒に働く社員を募集しております。
ご興味を持っていただけた方は、ぜひ採用サイトをご覧ください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。