はじめに
こんにちは、テストチームの濱田です。
今回は中途社員向けのOJT研修の内容について紹介します。
中途社員がどのような研修を経て、実業務に従事していくのかを知っていただければ幸いです。
経歴
前職はソフトウェアテスト専門の会社で働いており、様々な製品のテスト設計、テスト実施に携わってきました。
そこでは、第三者検証の立場でテストしていたため、テストと開発が完全に切り離されており、開発との距離を感じていました。
エムオーテックスでは、品質管理部に所属しています。
ここでは、テストと開発の距離が近いため、前職で感じていた距離はなく、開発チームと密に接することができています。
研修期間
中途社員のOJT研修は3か月間実施されます。
私は9月に入社し、11月までの3か月間、次のようなスケジュールで実施されました。
OJT研修内容
1.知識修得(9月)
まずは知識修得のため次のような研修を実施します。
- 製品に対する理解を深める
エムオーテックスで開発している製品の成り立ちやサービスの概要について、
ドキュメントや動画視聴を通してこれまでの歴史や品質に対する考え方を学んでいきます。
- 疑似総合テスト
「疑似総合テスト」とは各製品の基本的な機能を一通りテストしながら製品知識を蓄え、
操作に慣れることを目的としています。
今回私が疑似総合テストで触れた製品は次の3製品です。
LANSCOPE エンドポイントマネージャー オンプレミス版
https://www.lanscope.jp/endpoint-manager/on-premises/
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版
https://www.lanscope.jp/endpoint-manager/
LANSCOPE セキュリティオーディター
https://www.lanscope.jp/security-auditor/
ログ取得や資産情報の取得、デバイス制御など一通りの機能を確認しました。
セキュリティオーディターに関してはチャットボットを作成したり、FAQを登録したり、
基本的な操作を一通り経験しました。
■知識修得を通して感じたこと
過去の資料からこれまでの取り組みを知ることができ、とても勉強になりました。
疑似総合テストでは、それぞれの製品の操作方法や各機能の役割を理解することができました。
また自分が取得したログや設定が期待通りに反映されていると嬉しく、楽しかったです。
2.実業務OJT(10月・11月)
10月からは実際の業務を通じたOJT研修を行います。
私はエンドポイントマネージャー オンプレミス版の総合テストチームに参画しました。
テスト実施を通してより詳細な製品知識を深めるとともに、テスト設計書や実施のやり方に慣れていきます。
■ 総合テストを通して感じたこと
今回はAzure Virtual Machinesを使用し、テスト実施用の環境構築から始めました。
前職では構築済の環境を受け取り、テスト実施に着手していたので、自分で環境を構築するのは初めてでした。
そのためかなり苦戦しましたが、新しいことを経験できるのは刺激にも勉強にもなりました。
また不明点が発生した際は、その都度ほかのメンバーに助けてもらいながら業務を進めていました。
今後、新たな仲間が参画した時は、研修で得た知識を新しいメンバーに伝えられるようになりたいと思います。
■ 総合テストでの失敗と改善
環境構築に手間取り何度も失敗を繰り返していました。
マニュアル通りに構築しているはずが、エラーが発生し、上手くいかないことが多くありました。
失敗の原因は環境の設定ミスや初期設定方法が不明なことによるマニュアルの確認に時間を要したからです。
また操作に慣れていないことも重なり、環境構築に数日かかることもありました。
そのため、自分なりにノウハウをまとめ、書き留めるようにしました。
そうすることで、2回目以降の環境構築時はスムーズに進めることができました。
今回書き留めたノウハウは、今後新規参入者が来た時の助けになればと思います。
おわりに
入社前は自社製品/自社開発という今までとは違った形でテストに関わることに不安がありました。
しかし研修を通して過去の取り組みを知り、疑似総合テストや実業務を通して製品に触れることで、
少しずつ「知っている」ことが増えていき、当初抱いていた不安も少なくなりました。
今後も学ぶことはたくさんありますが、研修で得たことを活かし実務に取り組んでいきたいと思います。
エムオーテックスでは一緒に働く仲間を募集しています。
入社後のフォローも手厚く、今回ご紹介した研修以外にも研修制度が充実しています。
興味のある方はぜひ次のリンク先をチェックしてみてください。
https://www.motex.co.jp/recruit/